訪問介護でキャリアアップするためには

訪問介護の仕事は需要がある一方で、給料面や体力面で懸念されている。そこで、キャリアアップを意識することが現状です。
まず、訪問介護事業所のサービス提供責任者がその一つです。サービス提供責任者とは、介護保険制度に基づいた職名で、スケジュール管理や現場のトラブル処理、ヘルパーの指導を行う役職のことです。これになるためには、介護福祉士や看護師、保健師のいずれかの資格を取得していると有利でしょう。
また、介護職員初任者研修の一つ上の資格である実務者研修を取得し実務者研修を修了していることが重要となります。
生活相談員やケアマネージャーになることも、キャリアアップに繋がります。生活相談員とは、介護施設の利用者の手続きや連絡を受ける役職で、多くの施設から必要とされています。ケアマネージャーは、要介護者にどのようなケアをするのか立案する大切な仕事です。
さらに上の認定ケアマネージャーになれば、主任ケアマネージャーになるための必要期間が5年から3年に減ることや、研修会に参加できるなどのメリットがあります。認定ケアマネージャーの会にも入会できるので、さらにスキルアップができるでしょう。
看護師や理学療法士、作業療法士の資格を有していれば、実績や働いている年数で、給料アップや待遇向上が期待できます。
また、訪問介護のキャリアアップは、事業所の所長になることや自分で事業を起こすなどして管理する立場になることでも可能と考えられます。